最近、SNS(特にTikTokなどのショート動画)を見ていると生成AIが作った動画を本当によく見かけます。
ニュース風の解説動画、ナレーション付きのまとめ動画、さらには「AI美女」や「AIアイドル」が登場する映像まで……。本物かどうかを見分けるのも難しくなってきています。
AI動画が増えすぎな件
著作権や商標権について
AI動画の中には、著作権で保護されているはずのキャラクターが登場したり、特定の企業のロゴなどが登場しているものも存在しています。
当然ながらそれらの動画は著作権や商標権などの権利を侵害することになります。
以前記事にした「残クレ」などをネガティブな意味でネタにしたようなAI動画をみかけることもあります(参考記事:「残クレアルファード」とは?残価設定型クレジットについて解説)。これらの動画は特定の商品やブランドのイメージを毀損しかねないため、懸念しています。
どの動画も似ているという違和感
AI動画の増加そのものは時代の流れとして自然なことかもしれません。
でも最近は、どれも同じような声、同じようなテンポ、同じような表情で話す動画が増えています。
「これ、別のチャンネルでも見た気がする」と思うことが多く、情報の内容よりも「AIで作られたかどうか」の方が気になってしまうのが正直なところです。
もちろん、AIが悪いという話ではありません。
誰でも簡単に情報発信できるようになったのは素晴らしい進歩です。
ただ、オリジナリティや“人の温度感”がどんどん薄れているように感じることが増えました。
手軽さが生む量産型コンテンツの時代
AI動画の制作ツールは本当に進化していて、今ではテキストを入れるだけで数分の動画が作れてしまいます。
猫や犬が人間のようにダンスをしたり、架空のニュース番組があったりと。
結果として、「毎日投稿」「大量投稿」する人が増え、YouTubeやTikTokのタイムラインはAI動画であふれかえっています。
一方で、そうした動画の多くは使いまわしや自動生成に近く、内容が薄いものも目立ちます。
情報の正確性も微妙で、まるでAIがAIの動画を見て学習しているような無限ループが起きている気さえします。
結局、人の声に惹かれる
不思議なもので、こういう状況になると逆に「人が話している動画」や「本音を語るvlog」に魅力を感じるようになります。
多少ぎこちなくても、言葉に重みがある。
感情のこもった声や表情が伝わると、「この人の話をもっと聞きたい」と思えるんですよね。
AI動画が悪いわけではなく、「人の思いを伝える手段」としてどう活用するかが大事なんだと思います。
ただ数を増やすためではなく、自分の考えを整理したり、誰かに届けたりするためのツールとしてAIを使う。
…それが本来のあり方ではないでしょうか。
まとめ
AI動画が増えすぎている今だからこそ、
「誰が」「どんな思いで」作っているかが、より大事になってきている気がします。
結局、最後に心を動かすのは人なんですよね。
AIが作る完璧な映像よりも、ちょっと不器用でも自分の言葉で伝える動画のほうが、個人的には好みです。
