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【貸借対照表】決算公告を自社ホームページで行う方法とメリット

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企業が毎年行う「決算公告」は、会社法によって義務付けられている情報開示の一環です。従来は官報や新聞などへの掲載が主流でしたが、近年は「自社のホームページで公告する」方法を選ぶ企業が増えています。

今回は、自社ホームページで決算公告を行う際のメリットと注意点を詳しく解説します。

決算公告とは?

決算公告とは、株式会社などが毎事業年度の終了後、一定の財務情報(貸借対照表など)を外部に公開する手続きです。これにより、取引先や投資家、金融機関などが企業の財務状況を把握できるようになります。

会社は、貸借対照表や損益計算書を作成しなければなりません。そして、定時株主総会の終結後遅滞なく、貸借対照表(大会社にあっては、貸借対照表及び損益計算書)を公告しなければなりません

この公告は義務であり、違反すると100万円以下の過料に処せられる可能性があります。

実際に決算公告を怠ったとして過料に処せられたケースはかなり少ないです。そのため、決算公告をしていない株式会社は多いのが現状です。しかし、過料に処せられてもおかしくないということは覚えておきましょう。

電子公告とは

自社のホームページにて公告を行うのは、電子公告にあたります。電子公告を行うには、定款にてその旨を定めなければなりません。また、その旨を登記しておくことも必要です。

(公告の方法)
当会社の公告は、電子公告により行う。

電子公告にて決算公告をする場合、貸借対照表の全文を公告しなければなりません。

そして、電子公告を行う場合は、定時株主総会の終結の日から5年間公告をしなければなりません。

貸借対照表に係る情報の提供を受けるために必要な事項

公告をする方法を「官報に掲載する方法」または「時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙に掲載する方法」と定めている株式会社では、公告をする方法とは別に、貸借対照表に係る情報の提供を受けるために必要な事項を登記することができます。

この定めにより、公告をする方法を「電子公告」以外にしている株式会社においても、自社のホームページにて決算公告をすることができます。

ホームページで決算公告するメリット

次に、ホームページで決算公告をするメリットについて解説します。

コストを大幅に削減できる

官報掲載では、十万円単位の掲載料が必要です。新聞公告でも同様で、十万円単位の費用が発生することもあります。これに対し、自社ホームページでの公告はこれらより安価である場合が多いです。よってコスト削減の効果は非常に大きいです。

他の情報発信と併用できる

決算情報の公開とともに、会社概要・IR情報・CSR活動などを発信できるので、企業ブランディングにも有利です。ホームページを活用することで、情報公開の一貫性を保つことができます。

ホームページ公告の注意点

公告専用ページが必要

決算公告の情報が容易にアクセスできる構成になっていないと、公告とは認められません。以下の点に注意が必要です

  • トップページから公告ページに到達できること(1クリックである必要はありません)
  • ページが削除されずに継続的に公開されていること
  • 決算内容がPDFなど改変不可能な形式であることが望ましい

また、閲覧できる必要があるため、リンク切れなどにも注意が必要です。

アクセス障害やドメイン管理にも注意

ドメイン失効などにより公告が閲覧できなくなると、公告義務違反とみなされる可能性があります。ホームページ管理体制の整備が必要です。

状況次第で追加費用がかかることも

例えば、自社のWEBサイト運用を外部に委託している場合においては、その作業費が発生する可能性があります。

そのため、結果的に官報公告などと変わらない費用が発生することもあります。

あらかじめWEB制作業者に見積もりを依頼するとよいでしょう。

決算公告をホームページで行うための操作の流れ

ステップ1:公告用の専用ページを作成する

公開場所の決定

トップページからたどり着ける場所にリンクを設置します。
リンクを貼ることは難しくなく、htmlタグとして

<a href=””></a>

を使用するのがもっとも簡単です。

<a href=”https://officeteramichi.com/ “>貸借対照表</a>

とすると、

貸借対照表

としてリンクを貼ることができます。

WordPressでの作成方法

ここでは、WordPressでの操作方法を解説します。

  1. 管理画面 →「固定ページ」→「新規追加」
  2. ページタイトル例:「決算公告」「財務情報開示」など
  3. 内容に掲載するもの:
    • 対象年度(例:第10期)
    • 決算日
    • 貸借対照表(最低限必要)
    • 損益計算書(任意)

これらをPDFファイルとしてアップロードするとよいでしょう。

PDFアップロード手順(WordPress)

  1. 「メディア」→「新規追加」で貸借対照表などのPDFファイルをアップロード
  2. ファイルのURLを取得し、固定ページに貼り付け(「こちらをクリックしてご覧ください」など)

ステップ2:ナビゲーションまたはフッターにリンクを設置

トップページやメニュー、フッターに「決算公告」へのリンクを明記しましょう。

見つけやすさが求められるので、サイトマップにも反映することが望ましいです。

ステップ3:公開状態を確認

公開後はパソコンやスマートフォンどちらでも閲覧できるようになっているか表示確認を行いましょう。正しく公開されていないと、決算公告の義務を果たしたことにはならない可能性があります。

ステップ5:掲載期間を管理する

原則として5年間継続して閲覧できることが求められます。自動削除設定などに注意しましょう。

  • 公告ページが削除されないようパーミッションを固定
  • 毎年の更新を忘れないよう、社内でスケジュール管理

まとめ

作業項目内容
定款確認「電子公告」が明記されているか確認
ページ作成WordPressで固定ページ or HTML作成
情報掲載貸借対照表(PDF推奨)をアップロード
導線設置トップページやフッターに明示的リンク
公開後対応スクショ保存・サーバーログ確認
継続管理定時株主総会終結後5年間の掲載

自社ホームページでの決算公告は、費用対効果が高く、企業にとって非常に魅力的な方法です。しかし、形式要件を満たしていないと「公告が無効」と判断され、罰則や信用失墜のリスクがあります。

安全に公告を行うためには、以下の点を事前に確認しましょう。

  • 定款・登記内容を確認(電子公告の記載があるか)
  • 公告ページの構成・リンク動線の見直し
  • 掲載記録の保存体制の整備
  • 必要に応じて、税理士や司法書士に相談

自社の状況に合った方法を選び、適切な情報開示を行うことが企業の信用力向上につながります。

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