TikTokの大きな特徴といえば、ダンスや音楽に合わせた動画。若者を中心にバズる動画の多くに“踊り”が含まれており、「TikTokで踊るとバズる」「企業アカウントも踊っている」といったイメージがあります。
実際のところ、
TikTok = 踊る
というイメージを持つ方はかなり多いです。
しかし、果たしてTikTokで踊ることが本当に「集客」に効果があるのでしょうか?
今回は、SNSマーケティングの専門家の視点から、TikTokで踊る戦略の効果と限界について詳しく解説します。
TikTokで踊ると?
TikTokで踊るとどのような効果があるのでしょうか。
アルゴリズムとの相性が良い
TikTokは「完視聴率」「いいね率」「保存率」などの指標を元に動画をおすすめ表示します。踊る動画はテンポがよく短いため、完視聴されやすく、音楽や動きに乗せて自然とバズる構造になっています。
誰でも参加しやすい
既存のダンスチャレンジを真似すれば良いため、初心者でも簡単に動画を投稿できます。特に「流行の振付に乗っかるだけ」で人気が出ることも。
親近感と好感を与える
企業や店舗のスタッフが踊ることで、「堅苦しくない」「楽しそう」「人柄が見える」といった印象を与え、ブランドイメージの向上にもつながります。
ファンがつくとより大きな効果を期待できます。
TikTokで踊ることの「集客効果」はある?
〇 視認性向上 → 潜在顧客との接点が増える
バズった動画をきっかけに、アカウントのプロフィールや他の投稿に興味を持ってもらえる可能性があります。「何の店?」「どこにあるの?」と気になって調べる人も少なくありません。
企業の知名度を上げることができるのは大きなメリットです。
〇 Z世代へのアプローチに有効
若年層、特にZ世代にとってはTikTokが検索エンジン代わりになっていることもあります。たとえばカフェや美容院が、ダンス動画からフォローされ、来店につながるケースがあります。
× 直接的な「購買」や「予約」にはつながりにくい
単に踊っているだけでは、「何を売っているのか」「どんなサービスなのか」が伝わらないことも多く、実際の集客や売上に直結するかは別問題です。
したがってただ単に従業員や代表者が踊るだけでは、集客効果は期待できません。
TikTokでのダンスを活用するなら?
■ ポイント1:ブランドやサービスに関連づける
たとえば、整体院が「肩こりに効くストレッチダンス」、カフェが「映えるメニューと一緒に踊る動画」など、自社のサービスと関連づけて踊ることで、見た人に記憶されやすくなります。
■ ポイント2:ハッシュタグで検索導線を作る
「#地域名」「#サービス名」など、検索にヒットするハッシュタグをつけておくと、バズらなくても“必要な人に届く”仕組みができます。
■ ポイント3:スタッフのキャラを活かす
無理に全員が踊る必要はありません。元気なキャラのスタッフ1人でも十分印象に残ります。ユーザーをファンにすることで、そのスタッフ目当てで視聴されやすくなります。
逆に苦手な人が無理して踊ると逆効果になりかねません。TikTokユーザーはよく見ていますので、「踊りが苦手」だとか、「イヤイヤ踊っている」というのはすぐに見抜かれます。
踊る以外の集客向けTikTok活用例
踊る動画に併せて以下のような投稿をすると、なおよいでしょう。
- ビフォーアフター紹介(美容・整体など)
- 商品紹介をテンポよく編集
- 店舗の裏側・ルーティン動画
- お客様の声(インタビュー風)
- クイズ・豆知識(教育系)
踊りが苦手でも、これらの動画で十分に集客効果が期待できます。
まとめ
TikTokで踊ることは、視聴されやすく、親近感を与えるという点で「認知拡大」には非常に有効です。特に若年層にリーチしたい企業や個人にはおすすめの手法といえるでしょう。
ただし、踊るだけでは集客にはつながりません。「何を」「誰に」「どう届けたいのか」を明確にしたうえで、戦略的に活用することが重要です。


