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マンションの騒音トラブル対策|効果的な解決方法と防止策を解説

マンション

司法書士ライターのTです。

マンション生活において騒音トラブルはよくある問題です。上階からの足音や深夜の音楽、子どもの泣き声など、気になる音がストレスになることもあります。しかし、感情的にならず適切に対応することで、円満に解決できる可能性が高まります。今回は、騒音トラブルの原因と解決策について解説します。

マンションの騒音とは?

マンションの騒音とは、生活をするにあたって不快な音をいいます。

騒音となる音にはさまざまな種類があり、歌声や楽器の音、歩く音などあります。本項ではトラブルとなりやすい、床に関する騒音について解説します。

床衝撃音

床衝撃音とは、床を踏んだり、物を落としたりすることで発生する音のことです。大きく以下の2種類に分類されます。

軽量床衝撃音

物を落としたり、椅子を引いたりすることで発生する「コツコツ」「カツン」といった高音域の音です。お皿などを軽いものを落とした時に発生します。
カーペットやクッションフロアなど、衝撃を和らげるものを敷くことで軽減できます。

重量床衝撃音

飛び跳ねたり、重い物を落とすなどで発生する「ドスン」「ゴトン」といった低音域の音です。
建物の構造自体(床の厚みやスラブの重量)に依存するため、住んでいる人が対策するのは難しいです。
一般的に床の材質が固く重いほど、遮音性能は高くなります。

マンションの騒音トラブルの主な原因

マンションで発生する騒音は、主に以下のようなものが挙げられます。

これらの音は、発生させている側にとっては「普通の生活音」でも、隣人にとっては大きなストレスとなることがあります。

マンションにおける騒音トラブルの主な原因

生活音

①足音
歩く時の「ドスドス」といった音です。

②ドアの開閉音
ドアを強く閉めたときの音です。

③家具の移動音
家具を移動した場合などに下の階へ音が響きます。

④水回りの使用音
シャワーやお風呂の音、トイレを流すときの音です。

話し声やいびきなども他の部屋に響く場合があります。

娯楽や趣味の音

①テレビや音楽の音
特に木造や軽量鉄骨造などのマンションでは、音量を上げると隣に音が漏れる場合があります。

②楽器演奏
エレキギターなど、楽器を演奏する際は隣トラブルになる可能性があります。

マンションの騒音トラブルの解決策

騒音が気になる場合、感情的に対処するとトラブルが悪化することがあります。冷静に、以下の手順で対応しましょう。

直接苦情を伝えるのは避ける

原因となっている相手に直接苦情を伝えると、感情的な対立につながる恐れがありますので、なるべく避けることをお勧めします。やむを得ず訪問する場合であっても、特に夜間や深夜に訪問するのは避けましょう。

録音などで騒音の記録を取る

騒音の発生時間や頻度をメモし、必要に応じてスマートフォンなどで録音・録画をして証拠を残します。

管理会社・管理組合に相談する

まずはマンションの管理会社または管理組合に相談するのが一般的です。
管理会社等から注意喚起の文書を出してもらうことで、トラブルを穏便に解決できる場合があります。

(改善が見られない場合)法的対応を検討する

改善されない場合は、法的な手段をとることも検討してよいでしょう。

管理規約違反の可能性

分譲マンションにおいては、マンションの管理規約や使用細則に「騒音禁止」などのルールがある場合に、管理組合から該当の住民へ注意を促してもらうことを検討してよいでしょう。

不法行為に基づく損害賠償請求

受忍限度を超える騒音は、民法709条の不法行為に基づく損害賠償請求も検討可能です。「受忍限度」とは、一般的に我慢するべき限度をいいます。この受忍限度は、訴訟等となった際に裁判所が判断することになります。

義務違反者に対する措置

共同の利益に反する行為の停止等の請求(区分所有法57条)を求めることも検討可能です。

区分所有者(マンションの住民)が、建物の保存に有害な行為その他建物の管理又は使用に関し区分所有者の共同の利益に反する行為をした場合又は、その行為をするおそれがある場合には、他の区分所有者の全員又は管理組合法人は、区分所有者の共同の利益のため、その行為を停止し、その行為の結果を除去し、又はその行為を予防するため必要な措置を執ることを請求することができるとされています(区分所有法57条1項、同法6条)。

なお、騒音の原因となっている住民が賃借人(部屋を借りている人)であっても、同様の請求をすることができます。
 

マンションの騒音トラブルを防ぐためにできること

自身が騒音トラブルの当事者となることを防ぐために、心掛けるべきポイントもあります。

騒音の対策

①カーペットを敷く

軽量床衝撃音の対策となります。

②音が出やすい時間帯を意識する(特に夜間)

③隣人との関係を良好に保つ

隣人との関係を良好にすることにより、仮に騒音が発生していたとしてもトラブルに発展することを防げます。

まとめ

マンションでの騒音トラブルは、適切な対応をすれば解決できることが多いです。感情的にならず、証拠を集め、管理会社や管理組合を通じて対処するのがベストな方法です。どうしても解決しない場合は、弁護士に相談するなど法的な対応も検討するとよいでしょう。

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